付録 1 子供・わんこを上手に撮るには?

 

思うように写らない子供の写真ですが、コツをつかむとどんどん上手くなります。

デジカメの良いところは、何枚撮ってもフィルム代がかからないこと。失敗したら消してしまえること。そんな良さを生かして、たくさん撮ってしまいましょう。

 

 

 

1 画面いっぱいに撮る

NIKON D700 24-70 f2.8 ISO500 1/200sec F3.2 タングステン照明使用
NIKON D700 24-70 f2.8 ISO500 1/200sec F3.2 タングステン照明使用

生き生きした表情を撮りたい時は、自分が動くのが基本です。

フォトグラファーがどんどん動いて、キレイ、カワイイと思える角度を探しましょう。

もし、ズームレンズ付きカメラなら、すこし望遠側を使うのがコツ。

人物で、画面いっぱいになってしまうような構図にしてみましょう。

そう意識するだけで普段撮るときは、あまり気にしない画面の四隅に目が届くようになります。

風景と一緒に撮りたい時は、フォトグラファーは動かず、モデルに動いてもらうのが基本です。

風景写真を撮るつもりで、先に構図を決めます。

「こんな感じかな」とだいたい決めてからモデルに入ってもらい、表情がはっきりわかる大きさになる所まで歩いてもらいます。

忘れずにモデルに、フォーカスを合わせてシャッターを押します。

 

 

2 背景を整理する

Canon EOS1ds2 70-200f2.8 ISO100 1/500sec F2.8
Canon EOS1ds2 70-200f2.8 ISO100 1/500sec F2.8

人の目は、写真や絵を見るときコントラストが強くて明るい所を先に見ます。

背景がうるさいと先にそこに目がいってしまいます。

キレイな壁や空など、単純な背景が写るアングルを探してみましょう。

ズームレンズ付きなら、望遠側を使うほど背景を単純化し易くなります。

左の写真はISO100 70-200f2.8という大口径ズームを使い、絞り開放で背景をぼかしています。

もし、絞り優先モードが選べるカメラなら、絞りをF2.8やF4などの開放に近い絞り値を選びましょう。被写界深度が浅くなり背景をぼかす事も出来ます。

最初に被写体の顔を見てもらえる絵が出来たら成功です。

*被写界深度:ちょっと難しいので、このサイトの 2,最初に覚えておきたいこと

で学習して下さい。

簡単に説明すると、ピントが合う範囲。レンズの焦点距離が長く(望遠)なるほど浅くなり(良くぼける、ピントが合う範囲が狭くなる)絞りを絞るほど深くなる(ボケない、手前から奥までピントが合う)

ごめんなさい、写真の説明をしようと思うと、どうしても理科の時間が少し必要です。

少しだけでも勉強すると上達が早いです。

3 アングルは被写体の顔の高さ

NIKON D700 24-70 f2.8 ISO500 1/160sec F2.8 タングステン照明使用
NIKON D700 24-70 f2.8 ISO500 1/160sec F2.8 タングステン照明使用

自分は立ったままで子供を見下ろして撮ってしまいがちです。

子供はしゃがんで、赤ちゃんは寝転んでがフォトグラファーの基本姿勢です。

ちょっときつい姿勢ですが、相手の顔の高さから撮影するクセをつけるとぐっと上達します。すべてに応用できます。

わんこもニャンコも顔の高さからです。

逆に背の高い人を撮る時は、踏み台などに上ります。

キリンなら脚立が必要ですね。

応用編として俯瞰やローアングルもありますが、まずはアングルを意識するクセを付けましょう。

 

4 直射日光のあたらない日陰を探す

 

「撮影にベストな天気は?」と聞かれたら、プロなら「薄曇り」と答えると思います。

目的によって変わりますが、労力をかけずにキレイに撮ろうと思ったら薄曇りがベストです。

直射日光ギラギラの日中はプロでもちょっと困ります。

ディフューザーや大型ストロボなどが必要になり、ものすごく労力がかかります。

さっきも書きましたが、人の目はコントラストが強い所を見ます。

顔に強い影があると表情より影を見てしまいます。

どうしても撮りたい時は、逆光にしてレフ版代わりに、白い服を着た人に立ってもらうなどの工夫が必要です。日陰で撮るのも手ですが、その時はカラーバランスに注意です。

必ず日陰マークを選んで下さい。

カラーバランスオートのままだと顔が青くなってしまいます。

あと、顔が暗くなり易いので、露出のプラス補正も必要です。

ケースによって変わるのでモニターを見て決めるしかありません。

この辺は少し難しいので、場数と慣れが必要です。

 

 

5 ストロボは出来るだけ使わない

NIKON D700 24-70 f2.8 ISO3200 1/80sec F2.8 室内照明使用
NIKON D700 24-70 f2.8 ISO3200 1/80sec F2.8 室内照明使用

最近のカメラは高感度撮影も得意です。ストロボを使わずその場の光で撮ってしまいましょう。

蛍光灯などの下でもキレイに写ってしまうのが、最近のデジカメのすごい所です。

ストロボの光は、人物を撮るには硬過ぎますし、その場所ならではの雰囲気も失われてしまいます。

まず、ストロボを発行禁止に設定します。

ほとんどのカメラでは簡単に設定出来ます。

わからない時は説明書を見ましょう。

説明書は、無くしてもカメラメーカーのサイトに行くと、たいていダウンロード出来ます。

ホワイトバランスはオートで大丈夫。

次に撮影感度を明るさに合わせてISO800~3200くらいに合わせます。

最新のカメラならこれもオートでやってくれます。

知っておいてほしいのは、感度が高くなるほど画像が荒くなるという事。

何回か撮ってみて、これくらいなら許せるという範囲を決めておくのが良いと思います。

後はカメラを両手で持って、肘を身体につけてシャッターを押すだけです。

近くに壁や机などがあったら、支えとして使うとブレ写真が少なくなります。 

※ 特に日本では、照明器具は天井についている事が多と思います。

この場合、目の下の影が隈みたいに見えてしまう事が多くなります。

顔正面からの光を加えるか、下からレフ版の光を加える事で、プロ品質に近づきます。

6 連写してみる

 

シャッターを押してから切れるまでの、タイムラグが長いのがコンデジの欠点です。

少しマシな機種もありますので、カメラを選ぶ時は、実際にシャッターを切ってみる事をお勧めします。

「ハイ、チーズ」と言っているのに、なかなかカシャっといかないのでみんなの顔が固まってしまいます。

そんな時は、声をかけながら連写。

撮りながら笑顔になってもらいましょう。

狙ってもなかなか写らない瞬間が、連写だと写ったりします。

シャッターモードはCです。

アナログ時代は、フィルム代が恐くて出来なかった技もデジタルなら出来てしまいます。

どんどんシャッターを押しましょう。

 

 

7 自分も笑顔

NIKON D700 24-70 f2.8 ISO200 1/100sec F8 スタジオ用大型ストロボ同調
NIKON D700 24-70 f2.8 ISO200 1/100sec F8 スタジオ用大型ストロボ同調

子供にカメラを向けているのに、カメラの操作に一生懸命になりすぎて無言の時間になってしまう。

こんな経験は誰にでもあると思います。

それにすら気づいていないこともあります。

そうならないコツは、「こっち向いて」と呼ぶ前に一呼吸置く事。

作戦タイム&カメラの準備が出来て、自分も笑顔になってから「「◯◯ちゃん」と呼びましょう。

楽しい写真写真を撮るためには、フォトグラファー自身が撮影を楽しんでいる事が大事です。

わくわくした気持ちで撮るとそこにいるみんなにも伝わります。

楽しい空気は写真に写るんです。

そして、写真が上手くなるコツはたくさん撮って、みんなにたくさん見てもらう事。

自分の子供だけではなく、友達の子供もたくさん撮ってプレゼントしたりしているうちにどんどん上手くなります。

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