3 ライティングって何?

一眼レフをはじめて買ったという人にとって「ライティング」何、それ???ですよね。

広義には、自然光で撮影するときの、レフ版1枚使うのもライティングです。

ここでは「照明器具を使って、写真の表情をコントロールしていくこと」としたいと思います。

 

ライティングというと、ストロボを思い浮かべる方が多いかもしれません。たいていのカメラには付いていますから。

でも、思い浮かべてみて下さい。

カメラに付いているストロボの光で奇麗に撮れた事って、ありますか?

無い!という方が多いのではないでしょうか?僕の場合、写真を始めて数十年になりますが、使った経験は、たぶん両手の指で数えられます。

他社のカメラでは写らないシーンでもうちのでは写ります。というようなマーケティングなのだとは思いますが、美しくない写真が、ただ写っていても意味ないじゃん。と思います。プロ用一眼レフには付いていませんが、早く無くしてほしいと思う物の一つです。

 

プロカメラマンの場合、大型ストロボを使って光を作っていく事が多いのですが、経験が無いと、目に見えない瞬間光をコントロールする事は不可能だと思います。(僕の場合、フラッシュメーターの数字で、光と影が正確にイメージ出来るまでには、睡眠時間一日平均3時間の修行で、半年くらいかかりました。)

そう言う理由で、このサイトでは、タングステンのレフランプを使います。

そのまま、目に見えた通りに写るのが利点です。(マラソンを、練習無しで走るのは不可能なのと同じ理由で、目を作る必要はあります)

目で見て、被写体が美しいという状態を作らないと、どんなにすごいカメラを使っても、というか、すごいカメラを使うほど、美しい写真にはならない!

それがわかるためにも、電球で写真を撮るというのは正解だと思います。

 

美を見つける目をもつこと。美を技術で再現出来ること。写真が上手くなるとはそういうことです。

 

欠点は、さわるとやけどする事。紙や布に近づけ過ぎると燃える事です。気をつけましょう。

 

それでは、まず写真を見て下さい。2枚の写真の撮影データ、シャッタースピードは1/30sec  f5.6と同じです。フォーカスの位置は、ひつじ君の目です。

ライティング写真1
写真1 カメラNikonD7000 レンズ70mm 1/30sec f5.6
ライティング写真2
写真2 カメラNikonD7000 レンズ70mm 1/30sec f5.6

構図もデータも全く一緒なのに、表情が違って見えませんか?

これが、ライティングです。写真のプロとアマチュアの違いは、ライティングが出来るかどうかの違いと言っても良いほどです。

さて、1と2、どちらが好みですか?

1は、薄曇りの日、太陽が斜め後ろからあたっているイメージ。2は曇りの日の順光(太陽が前方から当たっている状態)をイメージして作っています。

1の方が、ひつじの毛の柔らかさが出ていると思いませんか?あと、目にキャッチライト(光)を入れる事でかわいさが増していますよね。

ライティングは、どうに表現したいから、こういう光で撮りたい。という様に、表現するための手段なのです。

人の撮影なら、「えくぼ好きだから残したいけれどシミは目立たないようにしたい」じゃあ、この角度から光を当ててみたらどうだろう?を、失敗しながら繰り返すしかありませんでした。僕には。

 

写真1のライト

こちらは、写真1のライト。

右の300Wの電球が、半逆光の位置にあります。

左の電球は150W、自然光のときのレフ版の役割です。

左の150Wに比べ右の300Wは、トレーシングペーパーに、やや近い位置にあります。

これは、曇りの日ではなく、薄曇りの太陽をイメージしているからです。電球とトレーシングペーパーの位置が近いほど、光の面積が狭くなり光質が硬くなります。

遠くなるとその逆に柔らかくなります。

 

写真2のライト

こちらは、写真2のライト。

右の300Wの電球が順光の位置に移動しています。

左の150Wの電球の位置は1とほぼ同じです。

左右どちらの電球もトレーシングペーパーからの距離を十分にとり柔らかな光にしています。

どうでしょうか?興味を持って頂けましたか?

次のページから、実践編。

商品撮影ライティング 食品編 です。

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